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展覧会レビュー11/8-11/11
実際に見たりインターネットで検索した風景を変形し、それらを組み合わせて絵画作品に仕上げている。そのイメージは、一見何物に由来するか分からず、見る者のイマジネーションに委ねられる。ドローイングを繰り返して変形させたモチーフはコンピューターに取り込まれ、モチーフの合体と着彩をデジタル環境で実施。ほぼ完成形まで仕上げた後、その画像を元に改めて油絵を描くという複雑な工程も大きな特徴だ。真っ白な画面に浮遊するカラフルな断片的イメージは、爽やかな印象を見る者に残す。
小吹 隆文氏